【3月11日イベントレポート:スカウト型の新たな就活スタイルを体感する少人数制交流会】

先日、FANSを通じて企画・運営した「スカウト型」のイベントを開催しました。企業と学生が少人数で密に対話し、お互いの強みや課題をリアルに感じ取れる場を目指した本企画。事前の周知や当日の進行に至るまで、初年度ならではの試行錯誤がありましたが、結果的に参加者からは高い満足度を得られ、今後の可能性を大いに感じられる内容となりました。

本記事では、イベントの概要や当日の様子、アンケート結果を中心にご紹介します。最後に、今回の経験から得た学びや鳥取県企業の採用・定着に関する気づきも交えながら、今後の展望をお伝えします。

■ イベント概要

  • 日時:3月11日(13時~16時)
  • 場所:鳥取市民交流センター「麒麟square 多目的室3」
  • 目的:企業と学生が互いの魅力や課題を共有し、就活やインターンシップをよりリアルに感じてもらう

今回のイベントは、企業説明会や合同企業説明会とは異なり、「企業が学生にアプローチする」スカウト型の形態を重視しました。

具体的には、事前に学生のプロフィールを企業に共有したうえで、興味を持った企業が当日声をかける、あるいは学生が企業に直接質問をぶつけるといった双方向のやりとりを中心に構成です。

そのため「通常の説明会では聞きづらい疑問を率直に話せる」「企業の雰囲気や社風を近い距離感で体験できる」という特色が際立ちました。

また、FANSのサポートを活用することで、企画段階から実行に至るまで多様な意見を取り入れながら運営を進めました。

■ プログラムの流れ

  1. オープニング・趣旨説明
  2. アイスブレイク(自己紹介やテーマトークなど)
  3. 企業ショートプレゼン(各社5分程度で強み・魅力をアピール)
  4. グループワーク&ディスカッション(企業担当者と学生が少人数で議論)
  5. フリートーク・質疑応答
  6. アンケート記入・クロージング

上記のプログラム設計によって、学生と企業が対話を重ねる時間を十分に確保しました。

特に4の「グループワーク&ディスカッション」では、企業1社に対し学生2~3名がつく小さな輪をつくり、互いにじっくり話をする時間を設けました。

その際、企業側も専門用語を避け、できるだけフランクに自社の考えや日々の業務内容を紹介するよう心がけました。

学生側は、希望の業界・職種はもちろん、それ以外の企業にも気軽に話しかけられる状況が整っていたため、思わぬ発見が多かったとの声が上がっています。

■ アンケート結果から見る参加者の声

イベント終了後、参加学生にアンケートを実施しました。以下では、その結果を項目ごとに整理し、寄せられた自由記述のコメントも交えて分析していきます。

1. イベント全体の満足度

  • 「5(非常に満足)」が最も多く、次に「4(満足)」という評価が続きました。全体的に「満足・非常に満足」が大半を占める形となり、アンケートの自由記述では「少人数制で企業との距離が近く、リアルな話が聞けた」「普段出会わない企業と話す機会があり、視野が広がった」という点が高評価の理由として挙げられています。
  • 特に、緊張しがちな就活イベントにおいて「学生の話を企業が真剣に聞いてくれる」「その場で具体的なアドバイスをもらえた」点が好印象に繋がったとの声が多数ありました。

2. スカウト型のイベント形式への感想

  • アンケートでは最高評価「5」をつけた方が複数おり、「企業との距離が近く、採用がリアルに感じられた」「自分では選ばなかった企業と話す機会を得られた」など、スカウト型ならではのメリットを感じた学生が多かったようです。
  • 「スカウト型のどの点が良かったか?」という質問に対しては、「少人数制でじっくり話せた」「企業との距離が近かった」「自分が想定していない業界・企業と巡り合えた」などが挙げられました。企業と学生の双方向コミュニケーションが深まりやすい形式が魅力と言えます。

3. 今回のイベント参加目的

  • 「企業・業界研究をしたかった」「就活の準備をしたかった」という声が多く、続いて「企業の方と直接話したかった」「インターンの情報を集めたかった」という動機も上位に。
  • 一方、「主催側として参加した」という回答もあり、運営や視察を目的とした参加者も。こうした多角的な背景を持つ参加者が集まることで、会場全体が活気づいていた印象です。

4. イベント後に取りたいアクション

  • 「企業訪問をしたい」という回答が多く、さらに「インターンシップに応募したい」という声も複数見られました。実際に話を聞き、「もっと深く企業を知りたい」「長期の関わりを持ちたい」と思わせるだけの魅力を感じた証拠と言えるでしょう。
  • 中には「SNSや資料を通して企業の情報をもっと知りたい」という声もあり、個別にフォローアップできる体制を整えることで、企業理解をさらに深めてもらえる可能性があります。

5. 今後参加してみたいイベントの種類

  • 「企業訪問 / オフィスツアー」や「インターンシップ体験会」が特に人気でした。実際の職場を見学したり、短期プログラムで働くイメージを掴んだりしたいという要望が高まっているようです。
  • そのほか、「先輩社員との交流会」「履歴書・面接対策イベント」「スカウト型マッチングイベント」などの具体的なリクエストも多数あり、学生は多面的に企業を理解し、自分のキャリアを考えたいと考えていることが伺えます。

6. 本イベントの推奨度

  • 「友人や後輩におすすめしたいですか?」という質問に対しても、多くが「5」をつけており、大変高い推奨度を示しています。
  • 「少人数だからこそゆっくり話せた」「大学生にもっとこういう機会があれば良いと思った」といったコメントが寄せられ、少人数制であることのメリットが改めて確認できました。

7. 自由記述からのピックアップ

  • 「いろんな方がいて楽しかった。ワークの時間に自分の考えをまとめることができて良かった」
  • 「自分の進みたい道とは少し違う角度から、様々な企業について知ることができ、とても良い体験ができた」
  • 「実際に話すことで企業の雰囲気や考え方が分かった。もっと時間があればさらに有意義だったと感じる」

■ 学びと気づき~鳥取県企業の採用事情・集客面など~

今回のイベントを企画・実行する中で、以下のような学びや課題を改めて認識することができました。

  1. 鳥取県企業の採用状況と魅力度向上の必要性
    イベント準備の段階で、鳥取県内には採用枠を埋め切れていない企業や、組織力や採用魅力度が十分にアピールできていない企業があると実感しました。しかし、それは「伸びしろがある」という可能性の裏返しとも言えます。今回のようなスカウト型イベントを継続し、企業の魅力を引き出して学生に伝える場を増やすことで、地元企業の魅力向上や定着率アップに貢献できるのではないかと感じています。
  2. 企業集客の難しさと今後の戦略
    初年度ということもあり、「様子を見たい」「採用に費用をかける余裕がない」という声から、企業の集客には苦戦しました。ただし、実施後のアンケートや口コミからイベントの好評が広まれば、次年度以降はより参加しやすい環境が整うはずです。具体的な事例や成果を積み重ね、企業にとっても費用対効果の高いイベントとして認知度を上げていくことが重要だと考えています。
  3. 学生集客とプラットフォーム構築
    同様に、学生集客についても今後はより強力な告知や魅力的なプログラム設計が求められます。特に、大学との連携やオンラインコミュニティの活用など、事前にしっかりプラットフォームを整備したうえで告知することで、さらに多くの学生に参加してもらえるでしょう。
  4. 自社の認知度と実績づくり
    イベントを安定して開催し、参加企業・学生双方にとって価値ある場にするには、主催側である私たち自身の認知度や実績を高めることも急務です。鳥取県内での採用支援や教育、定着支援の実績を積み重ねることで、「この運営会社が企画するなら参加してみよう」と思ってもらえるような信頼感を醸成していきたいと考えています。

■ まとめ

3月11日に開催したスカウト型イベントは、初年度ならではのチャレンジや学びがありつつも、多くの学生と企業に満足いただける結果を生み出しました。特に、少人数制の良さとスカウト型のリアルさが相乗効果を発揮し、イベント後のアクションとして「企業訪問」や「インターンシップ応募」へ踏み出す学生が続出したのは大きな成果です。

一方で、鳥取県企業の採用状況を踏まえたうえで、地域の雇用環境をよりポジティブな方向へ導くためにも、私たち自身の認知度向上と実績づくり、そして企業・学生それぞれの集客強化はこれからの重要な課題と言えます。しかし、そうした課題は同時に「さらなる可能性」を示すサインでもあります。今後は学んだノウハウを活かしながら、企業の魅力発掘や学生のキャリア形成に寄与する場を積極的に作り続け、鳥取県全体の採用力アップに貢献していきたいと考えています。

皆さまからのご意見やアイデアも大歓迎です。ぜひ今後のイベントにもご期待いただき、共に新しい採用・就活のかたちを育んでいきましょう。次回の開催情報は随時発信してまいりますので、どうぞお楽しみにお待ちください。